#Eureka

ジャパニーズサブカルチャーなブログ

《映画》ディーン・フジオカ主演「結婚」


映画『結婚』予告編

空飛ぶタイヤ」を観てからというもののディーンさんの魅力に憑りつかれた私。Amazon prime video で観られるということで早速観てみました。

 

 

f:id:tamachan0706:20180626003740j:plain

純文学っぽいなあ

何の前情報もなしに唐突に観ました。なので今、井上荒野さんの原作小説であることを知ったのですが、なんだかすごく納得。文学的な言い回しや醸し出される雰囲気が私がイメージする三島由紀夫夏目漱石太宰治の小説を起因させて終始すごく心地よかった。それをまたこのお美しいディーンさんが淡々と演じるのだからたまらなかったです。

それでいてどこか、洋画っぽい。音楽や演出がすごくオシャレで、なんだろ…あまり日本映画な雰囲気はしなかったのが自分の中でも不思議だった。

まったくもって説明にならないと思うけれど、私の好きな「アンナ・カレーニナ」のただ清流の如く流れる雰囲気に似ていたかな…。やっぱり小説原作を重きに置くと全体的にそうなるのかな。素人なのでわかりません!

けれど普段の「話言葉」ではない独特の言い回しの日本語の美しさって重要だと思います。耳に心地いい。普段いかに、少ない語彙力で狭い世界しか見られてないんだなってこういった類の映画を見ていると感じることが出来てすごく好き…!

 

衝撃のラスト

結婚詐欺を続けながらもその意図は悪意でも欲望でもなんでもなく、ただの「飢え」として描かれた主人公の哀しい姿を、美しく仕立てて、儚いものに見せています。

そしてその主人公が辿る衝撃のラストに私は思わず「ひゃあ」と声がでました。美しき残酷ってこういうことをいうのねきっと…。現実的でありながらどこか非現実な様子がディーンさんにもぴったりで、何してもサマになるディーンさん、ほんとかっこいい…(語彙力行方不明)

画力的にも素晴らしいので、すごく邦画の中でも好きな映画になりました。
マスカットを食べるディーンさんが最高に文学的。

kekkon-movie.jp

 

追記:2019.10.1
2回目みました。やっぱりただただ美しくて言葉はいらないって感じです。レビューを見るとストーリーに疑問を持たれる方も多かったんですが、そういう細かいところは気にせずにぼーっと美しいものを「鑑賞したい」ときにちょうどいい映画です。