#Eureka

音楽と映画と写真に恋した人生

《映画》「コンタクト」がすっっごく良かった

コンタクト (字幕版)

SF小説の映画化「CONTACT」。主人公アロウェイが科学を武器に自身の夢を追求していくのですが、その姿に思わず夢中になりあっという間にエンドロールを迎えてしまいました。

今まで観た映画の中で歴代1位に輝くくらい大好きな作品になりました。もっと早くに出逢いたかった。いや早くに出逢ってたらあまり響かなかったのかもしれません。今の私だからこそ響いたのでしょう。

 

存在するかしないかわからないものを追い求める姿にグっときた

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アロウェイは地球外生命体すなわち宇宙人の存在を追いかけ続けている研究者で、時に政府の妨害やらで観測ができない危機に晒されながらも、強い意志で自分の夢を追いかけることはやめない、という信念の強い女性。

そんなアロウェイが新しい観測所先で出逢ったジョスと恋に落ちるのですが、彼は神父。聖職者。科学で戦い続けるアロウェイと神を信じるジョスは惹かれあいながらも、一旦は離ればなれになってしまいます。

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宇宙を語るアロウェイに耳を傾け、かつてのアロウェイの父の言葉とまったく同じ言葉を呟くジョン。ロマンチック~~~。きゅんきゅんです。憧れるな~こういうインテリジェンスな恋。

 

SO WHAT!? My Life!!「だからなに?私の人生よ!」

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研究所の支援が打ち切られたり、また別のスポンサー探しに奔走するなか、アロウェイはついにヴェガから発信される電波信号をキャッチ。
その権利を巡って政府が介入してきて、国や宗教家、政治家、権力者などを巻き込んだ論争に巻き込まれてしまいます。

自分がやっとの思いで見つけたのに、ここからの研究が公のものとして扱われるようになり、また電波信号の解析結果が26年前の地球からのTV映像(ヒトラー)だということがわかり、国際問題にまで発展。

またヴェガの発見で、カルト宗教家や面白がってお祭り騒ぎをする人達等、あらゆるところに飛び火していきます。

 

宇宙=神。科学VS宗教。

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科学VS宗教の論争は私がすごくなぜか惹かれるテーマなんですが、恋愛相手が論争相手というところがまた切なくて、ロマンチックでたまりません。いいな~こういう恋。

宇宙の真理を追究するアロウェイと、神を追求するジョンとで、おそらく起源は一緒であるのに「科学」「宗教」という名前がついただけで相反するような図式になってしまったり、社会的立場で見るとなお一層それで敵対するような関係になってしまいます。

この図式もきっと人間の誰かが作りだした「幻想」だと私は思うのですが。
だって宇宙は神のことでしょ。映画にも出てきますが、アロウェイは自分を証拠がないと信じられない現実的な人間だといいます。

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「人間はなぜここにいるのか、一体何者なのか」を小さい頃から宇宙を見上げながら考えてきたというアロウェイ。その追求は宗教にも通じるものがありますよね。

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ヴェガに飛び立ったアロウェイはそこで不思議な体験をするのですが、何の証拠もないため証言を追求されているシーン。そこで話すアロウェイの「超常現象」「超体験」はまさに宗教家に目覚めるときにように、超個人的で不可解でだけど本人は確実に事実だったという体験そのものなのです。

あの経験は私を変えました。

宇宙のあの姿に我々がいかに小さいかを教わりました。

同時に我々がいかに貴重であるのかも。

我々はより大きなものの一部であり決して孤独ではありません。

そのことを伝えたいのです。

この台詞を告げるアロウェイは真理に触れていて、どこか神々しいとさえ思うのです。

 

雄大でロマンチックでなんだか目が覚めるような映画でした。SF映画ってどこか苦手意識があって今まで避けてきたんですが、ある意味でスピリチュアル的だなと思う部分がたくさんあって、これからも色々観ていきたいなあ~。